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CAREER LAB休日の電子工作、最初に必要な専門道具まとめ

休日の電子工作
最初に必要な専門道具まとめ
DATE2015/11/25

休日に、趣味として電子工作を始めるエンジニアが増えているます。 近年は心得のない初心者の間でも、便利かつ高機能なモジュール、話題の先進機能を実現できる制作キットも多く販売されるようになり、電子工作は流行しているようです。

お仕事でモノづくりに従事してらっしゃる方も、何の制約もない自由な環境で「思い通りの回路」を作成したいですよね。今回は、これから趣味と実益を兼ねて、電子工作を趣味にしようと思っている電気系は専門外なエンジニアさんが、まず最初に揃えておきたい専門道具を金額も合わせてご紹介します。

「学生時代以来、回路に触ってないなぁ」という方や「回路は専門外だけど前から興味があった」という方は、量販店でのお買い物の時に、辞書引き的にご参考ください。

休日の電子工作、最初に必要な専門道具まとめ

電子工作に「必須」の道具6選
(全部でおよそ5,000円~)

1.はんだごて:1,000円前後~
電子工作でもっとも基本的な道具です。
安いものなら1,000円以下で購入できますが、やや値段が高くなっても温度調節機能がついたものを入手しておくのがオススメです。プリント基板へのはんだ付け作業には15~20W、太い配線の作業には30Wといったように、作業内容によって使い分けができて便利です。

goot 電子工作用はんだこてセット X-2000E
2.はんだ:500円前後
少量のものなら、数百円程度で購入できます。太さにいくつか選択肢がありますが、はんだづけに慣れていない初心者の方は、広がりづらい細めのものにしておくと間違いないでしょう。
近年は環境や人体への影響を考慮することもあって鉛成分が0.1%以下の「鉛フリーはんだ」が普及してきていますが、鉛を含有している方が使いやすい、という本職エンジニアの声もあります。悩む方はどちらも試してみると良いかもしれません。

goot 高密度集積基板用はんだ SD-60
3.こて台:1,000円前後~
はんだづけする際の作業台です。薄くて軽いタイプもありますが、慣れないうちは重量のあるものを選んだ方が、安定感があって使いやすいかと思われます。
また、こて先を清掃するためのスポンジがついているものだと、別途クリーニングの道具を用意する必要がなくなります。

goot はんだこて台こて専用 ST77
4.ニッパー:1,000円前後~
銅線などの線材の切断に使うニッパー。切るものの特性によって使い分けするのが長持ちさせるコツですが、最初の1本には大きすぎず小さすぎない、中くらいのサイズを購入するのがベター。
あまり大きいものを買うと基板などの細かい作業で使いにくいですし、逆に小さすぎるものを買うと太いものを挟み込みにくくなるからです。

エンジニア マイクロニッパー NP-05
5.ラジオペンチ:1,000円前後~
ペンチは端子の折り曲げやナットの固定などに使います。
指先が届かない場所の作業に重宝するため、先端は細くとがったものを選ぶと、活用できるシーンが増えそうです。

ラジオペンチ
6.ドライバーセット:1,000円前後~
プラス、マイナスとも、大きいものから小さいものまで複数のサイズをセットにしたものを購入しておきましょう。ご自宅に大工仕事用のドライバーセットをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、電子工作は非常に細かい作業を行いますので、持ち手の小さな「精密ドライバー」のセットが、作業しやすそうです。

エンジニア 精密ドライバーセット DK-20

電子工作に「揃えると便利」な道具7選
(全部でおよそ6,000円~)

1.電動ドリル:3,000円前後~
穴あけ作業に必須の道具。
手回しのドリルもありますが、最近はそれほど価格差もないため、作業効率を考えると電動のものを導入しておいた方が結果として無駄がないと思われます。ドリル刃がセットになったもの、別売りのものがありますので、購入の際はご確認ください。

新興製作所 電気ドライバードリル ACD-280
2.金属用ヤスリ:500円前後~
穴を広げる、バリを取るなど、金属の造形を微調整する際に使用します。平、丸、平丸の3本セットのものがあれば、ヤスリが必要なシーンのほとんどをカバーできます。あまり小さくなく、細すぎないものの方が、力を入れて作業をしやすいでしょう。

SUN UP ダイヤモンドヤスリ 3本組 チタンコーティング 140mm
3.アクリルカッター:500円前後~
アルミやプリント基板などを切断するために使用します。通常のカッターとは、刃の形が違います。
無理して普通のカッターを使おうとしても、うまく切れないばかりか上滑りして怪我の原因にもなりますので、電子工作を想定したカッターを購入してください。

OLFA PカッターL型 205B
4.アルミ定規:300円前後~
カッターによる切断時の補助に使用します。 こちらも、プラスチック製などの柔らかい素材で代用するのは危険ですので、金属製の丈夫なものを揃えるようにしましょう。

ミドリ アルミ 定規15cm
5.はんだ吸い取り器:500円前後~
いったん溶かしたはんだを吸い取る際に使います。最初のうちは思うようにはんだづけがうまくいかないため、活躍することも多いかもしれません。大きいサイズの方が吸引力はありますが、吸い取り口が小さい方が、細かい作業には向いています。同じ用途で、吸い取り線もあります。

goot はんだ吸取器 GS-108
6.精密ピンセット:300円前後~
指では扱いづらい小型の部品をつかむ際に使います。 商品ごとに、先端の細さ、形状、持ち手の柔らかさに微妙な違いがありますので、できれば、実際に触ってみてから手になじむものを選びたいところです。

goot 精密ピンセット TS-15
7.ルーペ:1,000円前後~
部品の取り付け位置確認やはんだづけのチェック用に使用します。 精密作業の少ない初心者用の「ものづくりキット」のようなものを扱っているうちでは必要ないかもしれませんが、これを使って回路を覗くとエンジニア気分が盛り上がりますので、最初に購入をしておいても良いかもしれません。

Vixen メタルホルダー

電子工作に「本格的にハマった人が買いたい」道具2選

1.デジタルマルチメータ:1,000円前後~
デジタルマルチメータは、電圧、電流、抵抗、導通チェックといった項目の測定を行う道具です。こちらも、メカメカしい外見でありながら、安いものなら1,000円ほどから購入できるため、気軽に導入することができます。自分で組んでみた回路を外見と動作だけでなく「数値」で楽しむのも良いですね。

OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200 (04-1855)
2.オシロスコープ:10,000円台~
オシロスコープは、組み込みエンジニアにとって必須の専門機材。本来なら目に見えない電気の動き(電圧と時間の経緯)を2次元のグラフに表示します。プロはもちろん、アマチュアの方にとっても、オシロスコープを使いこなせるかどうかは、技術力の向上を意味する重要なステップです。

単体で動作するものは数万円ほどの価格帯のものが多いですが、PCと接続して動作するデジタル版オシロスコープは比較的安価で導入できるため、電子工作に慣れてきた、という方は、購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。

DSO201 PRO ポケットサイズ デジタルオシロスコープ 8Mメモリ ミニキット 金属ケース Nano V3

以上、全部で15の道具を紹介しました。まずは道具を揃えて…というと「またカタチから入って!」と言われそうですが、カタチからだって良いですよね!だってエンジニアっぽくて気持ちが入りますから!
オシロスコープを除けば、1万円ちょっとで必要な道具すべてが揃うのですから、趣味としては案外安上がりなのも良いですね。

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