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CAREER LABもやしエンジニアが近所に自生する野草をおかずに1週間過ごした話 前編

もやしエンジニアが近所に自生する野草をおかずに1週間過ごした話 前編
DATE2016/05/02

新しいもの好きなエンジニアにありがちな状態と言えば何でしょうか。そう、金欠ですね。特に春は、新しいガジェットの発表に加え歓送迎会や新生活の準備といった予想外の出費がかさむ時期です。

そこでもやしエンジニアは考えました。慢性的な金欠を解決するために、何をすれば良いのだろうか。そうだ、野草を食べよう。春は様々な植物が萌え出ずる季節。野草を食べ食費を浮かす実験に成功すれば、今後は趣味に使うお金が増えるだけではなく、念願の貯金生活も実現するかもしれません。

今回は、もやしエンジニアが近所に自生している野草をおかずにした1週間の模様をレポートします。

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もやしエンジニアは、なぜ野草を食べることにしたのか。

私はもやしエンジニアと自称するくらい、本来は肉より野菜が好き。しかし、野菜を中心とした献立で空腹を満たすには、実は肉食よりお金が多くかかりがちなのです。
しかし、野草を「食べられるもの」と認識することで、様々のメリットが想定されます。

1.食材がタダで手に入る。
2.野草は24時間営業。(残業でスーパーが空いていない時間でも土手や公園に行けば良い)
3.季節の食材を探しながら適度な運動ができて自然と健康生活になる。

住宅街の真ん中でさすがに肉や魚を日常的に収集するのは難しいわけですが、野草であれば散歩がてら気軽に入手できます。心配なのは味と量。味のエグみや食べられる野草の種類が少ないとなれば、野草生活は企画倒れです。

住宅街にはかなりの種類の食べられる野草が存在した。

もやしエンジニアの生活圏内で、一般的な住宅街および近所に土手のある地域で春に用意に採取可能な野草は、Google先生と1-2時間ほど相談した結果、以下の8種類でした。

・ヨモギ
・ノビル
・セイヨウタンポポ
・ヤブガラシ
・イタドリ
・ヘラオオバコ
・シロツメクサ

ヨモギは餅になったりしているので、わかる。ノビルも田舎の旅館とかで聞いたことある気がする。でもタンポポって食べられるのかいな?
他のやつは見たことも聞いたこともないのだけど、そもそもちゃんと見つけることができるのか不安です。

野草が10分もしないうちに豊作です。

野草を食べ物として認識したことがないし、食料として十分な量の野草を採取するためにはどれだけ多くの時間を費やさなければならないのだろう、2-3時間で終わるかなぁと心配したもやしエンジニアですが、驚きましたよ。川沿いの土手を散策して5分も経たないうちから、Google先生で見つけた写真に写っていた目当ての野草と次々とご対面です。

・ヨモギ

ヨモギ

特徴:キク科ヨモギ属の多年草。日本では草餅に利用されるおなじみの野草。清涼な味、香ばかりでなく東洋医学と西洋医学の見地からも薬効が認められている。飲んでよし、付けてよし、使ってよし、嗅いでよし、燃やしてよし、五拍子も揃ったその万能性からは、究極の和製ハーブ、ハーブの女王といった呼び名がある。スーパーにて普通に売っているが、土手なら無料で取り放題である。

・ノビル

ノビル

特徴:ヒガンバナ科ネギ属の多年草。ネギ、ニラ、ニンニクの仲間。古くは古事記にもその名前が記載されており、メジャーどころの仲間たちより実は歴史が深い。葉とともに地下にできる部分(鱗茎)も食用になり、捨てるところがなく丸ごといただける。

・セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポ

特徴:キク科タンポポ属のヨーロッパ原産の多年草。実は環境省が指定している要注意外来生物であり、日本の侵略的外来種ワースト100にランクインしている。日本固有のニホンタンポポという種類があるが、日本で見かけるタンポポのほとんどは今やこの西洋ウタンポポである。日本産は外来種に駆逐されたのである。アスファルトに咲くたくましい雑草としてのイメージが強いが、欧米では旬の時期に栄養豊富なハーブとしてスーパーで売られている。

・ヤブガラシ

ヤブガラシ

特徴:ブドウ科ヤブガラシ属。つる性の多年草。若芽は赤っぽいが火を通すと鮮やかな緑に変化する。烏歛苺(ウレンボ)と呼ばれる生薬として利用される。利尿・解毒・鎮痛などに薬効があるらしい。他の植物の根に絡みつきながら成長し、その名の通り、藪を枯らすほど強い繁殖力を示す野草である。農家の方はこの野草の駆除に苦労するらしいが、野草生活を始めたもやしエンジニアにとってはそのたくましい再生力はありがたいのだから、世の中は一面的ではない。

・イタドリ

イタドリ

特徴:タデ科ソバカズラ属の多年草。新芽には赤い斑紋が浮き出る。その名前の通り、出血した傷に揉んだ若葉を当てると、多少ながら止血する作用があり、痛みも和らぐとされる。野草採取中にうっかり何かのトゲで指をケガしてしまってもイタドリが取れていれば安心である。東アジア原産で、世界の侵略的外来種ワースト100選定種のひとつに認定されるくらい驚異的な繁殖力がある。大概の野草は繁殖力がスゴイようである。

・ヘラオオバコ

ハラオオバコ

特徴:オオバコ科オオバコ属のヨーロッパ原産の野草。ヨーロッパではハーブや食用、家畜飼料としてメジャーな存在である。環境省指定の要注意外来生物類型2に指定されるくらいの繁殖力をもつ野草で、花粉症の原因植物とも言われている。なんだか説明文に繁殖力のことしか書いてないような気がしてきた。

・シロツメクサ/アカツメクサ

シロツメクサ

特徴:マメ科シャジクソウ属の多年草。日本へは明治以降に家畜の飼料にする移入されたという。シロツメクサ(白詰草)という名前は、オランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来している。幼少時に、女の子が冠にして遊んでいたのを見た記憶がある人も多いのではないかと思う。だが花言葉は「復讐」。ちょっと怖い。

アカツメクサ

探索前は、空腹を満たす量の野草がどれだけ採取できるのか、不安でした。採取しすぎたら翌日の分がなくなってしまったりしないだろうか、とか。しかし、説明文を見ていただいた通り、野草は驚異的な繁殖力を持ってこそ、「野草」にカテゴライズされる模様。採っても採っても採りつくせない量の食料に、「ほんとにタダで良いの?」と笑ってしまったもやしエンジニアでした。

もやしエンジニアは野草を見てヨダレするようになってしまった。

それまでは目にすると「春だなぁ」と呑気に思っていたタンポポでも、ひとたび「食材」としての価値を知ると「コレはうまそうだなぁ!」と見る目が変わってしまいました。
スーパーで売っている野菜と違って売り切れや値段の高騰といった問題も皆無で、その日に食べたい量を採って、また明日の分は明日採って、という生活は、なんだかちょっと豊かに感じられました。お金を使わないことが、豊かだなんて。
とはいえ、味が悪ければ、こうした豊かさも、絵に描いた餅。ちゃんとおいしくなければ、なんだやっぱり無理してんじゃん、スーパーの野菜の方が良いじゃんと、批判されてしまいます。大切なのは、常食できる味わいかどうか。次回、もやしエンジニアは野草をおいしく調理して、おいしく実食していこうと思います。


(後編へ続く)


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