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CAREER LABもやしエンジニアが田舎へ移住を決めた合理的理由

もやしエンジニアが田舎へ移住を決めた合理的理由
DATE2016/07/29

こんにちは、もやしエンジニアです。私は今、とある九州の田舎に来ています。
いかがでしょう、見渡す限りの山、山、山。私の現在の住居は埼玉にあり、別に出張の用があったというわけではないのに、なぜ私は、九州にいるのでしょうか。
そうです、移住を決めたからですね。
ぶっちゃけ、移住って流行ってますよね。ブルー◯スやペ◯、といった、もやしも知っているくらい有名なオシャレ男子向け雑誌にも「移住」のキーワードは頻繁に取り上げられるようになっていて、人気の題材なのだそうです。もちろん、もやしは「オシャレだから」という理由で移住するわけではありません。
今回は、関東で28年を生きてきたもやしエンジニアが、なぜ九州の田舎に移住を決めたのか。その現実的かつ合理的な理由をご紹介していきます。さぁ、あなたも田舎暮らししましょう!

もやしが移住する理由1:家賃にかかる費用が安い。

現在、もやしエンジニアが住む埼玉県の1LDKは、駅から徒歩25分と交通の便が非常に悪いところにありながら、家賃が月々7万5千円もかかっています。勤め先から半額分の住宅補助をもらっているものの、それでも月々3万7,500円。タブレット端末を毎月1枚購入、あるいは飲み会に10回は顔を出せる金額になります。
これが、私が引っ越すことにした九州のある田舎では、なんと4LDKの一軒家が月々1万円!なんという破格値でしょうか。もちろん、九州の中でも結構な田舎じゃないとこの値段ではないのですが、いろんなこと(交通の便とか水回りとか建築年数とか)に目をつむれば「1年1万円でも良いよ」という男前な家主さんも発見できました。

もやしが移住する理由2:エンジニアの給料は都市部と(あんまり)変わらない。

エンジニアの給料には、地域差があまりない。これは盲点でした。
実際にエンジニアピットの求人情報を調べてみてください。関東や関西ばかり給与水準が高いというわけではないのがすぐにわかると思います。
移住を考えるにあたって転職コンサルトさんや他業界の友人に聞いてみたのですが、商社やメディアなど多くの業界ではどうしても、人口の多い都市圏に人材とお金が集まる傾向があるそうです。
しかし、ものづくり業界、つまり私たちエンジニアの業界は、むしろ設備投資に有利で面積も広めに取りやすい郊外地域に大規模な工場を構える例が多く、都市部と比較した給与格差はほとんどないということがわかりました。(むしろ多いことも全然ある!)
給料が同じなら、家賃も安く物価も安い田舎に住むのはトクじゃない?と考えたわけです。

もやしが移住する理由3:メーカーの城下町は技術の最先端だったりする。

企業城下町という言葉がありますが、大メーカーの本社や工場が存在することで発展している地域が日本各地に存在します。有名なのは、愛知県豊田市のトヨタ。また、「世界の亀山」と言われるほど液晶テレビの一貫生産で隆盛を誇った、三重県亀山市のシャープなどでしょうか。
こうした城下町には、そのメーカーの最先端技術や巨大な資本が投入されているため、特定の分野における技術的な優位性は、むしろ都市部より高いことも多々あります。
私が九州に移住を決めたのも、これまでのエンジニアとしての経験を発展させることができる仕事が見つかったことが大きいです。
友人と話をしてみても、移住に憧れる人は少なくないように感じます。しかし、なかなか仕事の都合から決断することはできない。ならば、他の人より仕事上の「場所」にとらわれにくいエンジニアである自分が、できる人がやってみれば良いのではないかと考えました。

もやしが移住する理由4:イノシシの肉が無料で手に入る。

移住を決めた地域には、野生のイノシシが出るそうです。このイノシシ、畑を荒らすし人を襲うしで地域の方々は非常に困っているとか。しかも、地域は高齢化が進んでおり、イノシシを捕らえる罠を作る方も、猟銃で撃つ方も、退治したイノシシの肉と皮を捌いて調理する方ももういないのだというわけです。
ならば、もやしエンジニアがそれをやるしかないじゃないですか。
幸い、もやしエンジニアには、近所に自生する野草をおかずに1週間を過ごした経験があります。
夏の海辺で魚や貝を獲って生活したコラムもご紹介しました。
ライザップ風の食生活で筋肉もじわじわ蓄えています。
次に挑戦するなら、イノシシの捕獲および解体なんて、実におもしろそうじゃないですか。
もちろん、徒歩で行ける山林の野草や山菜は取り放題だし、徒歩で行ける川や海で魚も貝も取り放題だし、あわよくばイノシシ狩りで感謝されて農家の方から野菜をもらえたら食費はほぼ0で行けるなとか皮算用をしてしまいました。家賃も月に1万だし、同じ給料でもかなりリッチな生活ができるということになりますよね?
なお、イノシシを狩る行為は非常に危険ですから、事前に免許を取得する必要があります。自治体によっては免許の取得費用を免除しているところもあるので、私もイノシシを捕まえたい!という方は一度、地域の自治体に相談してみると良いと思います。

もやしが移住する理由5:若い人が来る!と喜んでもらえる。

もやしエンジニアはまだ未婚で今後もまったく結婚予定がないのですが、住居探しをしている途中で知り合った70歳くらいのおじいちゃんに、「子は宝やね~、ほんとに子どもが一番の宝!」と熱弁していただきました。おじいちゃん、私はまだひとり身と言ったよ…。
「定年からの田舎暮らし」を目指す方も多いそうなのですが、受け入れる地域にとっては、まだまだ若くて元気で、こらから家族を構成するだろう若い世帯が来ることがやはり嬉しいそうです。
実際、住居を決めてくれた不動産屋さんからはA5ランクの牛肉の店でご馳走をしていただいたり、すれ違う人がみんな「うちに来んね?」と笑顔を向けてくれたことが嬉しくて、やっぱり田舎は良いなぁ、早く都会を離れて、この人たちに喜んでもらえる生活をしたいなぁと思ってしまいました。
だって、都会では家と職場を往復する間、誰かと会話することなんて滅多にないですもの。言うほど都会に住んでいるわけじゃないですけどね…。

もやしが移住する理由6:インターネットさえあればどこに住んでも同じ。

そもそもなんですが私が九州に移住を検討し始めたのは、仕事の先輩夫婦が「田舎暮らし始めるわ」とか言い出して、あちらに土地を購入されたのがきっかけ。移住という選択肢があることに気づいたのは何気ない会話の中で「お前も来いよ」と言われたときかもしれません。
しかしもやしエンジニアは比較的孤独を好む傾向があるので、本当に縁もゆかりもない土地に単独で移住をしてしまったら、地域のおじいさん、おばあさんとばかり会話するようになって、若い感性がまったく失われてしまいそうです。
ですから、私は便乗することにしました。便乗と言うと「軽いなー」と言われてしまいそうですが、何も一度移住したら死ぬまでそこに住まなければいけないわけではなし。もっと暖かいところに住みたくなったら沖縄に行くのも良いし、万が一結婚することになったら相手の地元に引っ越す、という決断をもう一度しても良いわけです。たとえばですけど。
近年はIT技術の急速な発展で、家にいながらにして買い物できたり、映画を観たり、何不自由のない生活ができるようになりました。インターネットさえ繋がれば、どこに住んでもある意味同じだと、言って良いかもしれません。
人類は今、住む場所の制約から自由に解き放たれつつあるのかもしれませんね。


(後編『もやしエンジニアが田舎住居を探す時にこだわった都会では実現できない6つの条件』に続く)


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