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CAREER LABRaspberry Piで「防犯カメラ」。手持ちのWebカメラで作ってみよう!(前編)

Raspberry Piで「防犯カメラ」。
手持ちのWebカメラで作ってみよう!(前編)
DATE2015/09/07
Raspberry Piで「防犯カメラ」。手持ちのWebカメラで作ってみよう!(前編)
みなさんの自宅に、今はもう使っていないPC用の「Webカメラ」があまっていたら、ぜひRaspberry Piと接続してみましょう。簡単な設定を済ませるだけで、今すぐ個人用の「防犯カメラ」が作れてしまうのです!

セキュリティ用に使えるのは当然ですが、ガーデニングやペットなどの定点観測にも活用できるので、挑戦してみましょう。

準備するもの

準備するもの
  • Raspberry Pi B+
  • 無線LAN USBアダプター
  • Webカメラ(ここではELECOM製)
  • スマートフォン(iPhone推奨)
Webカメラに関しては、USBで接続するタイプのモノであれば、ほとんどの製品がRaspberry Piで認識されるはずです(専用ドライバも不要)。もし心配な場合は、Webカメラを接続してRaspberry Piのコンソール画面から以下のコマンドを実行してみましょう。

$ lsusb

すると、認識されているUSBデバイスの一覧が表示されます。

Bus 001 Device 002: ID ****:**** Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID ****:**** Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID ****:**** Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 005: ID ****:**** Elecom Co., Ltd

この一覧に、Webカメラの「メーカー名」や「製品名」などが明記されていれば利用可能です。また、「無線LAN」を利用した方が扱いやすいのですが、無ければLANケーブルによるネット接続でも代用はできるでしょう。  

Raspberry Piに「防犯カメラ機能」を追加しよう!

Raspberry Piには、専用の「カメラモジュール」が販売されているので多彩なカメラ機能を利用できます。しかし、「Webカメラ」を利用する場合には、いろいろ面倒なプログラミングが必要となります。

そこで、「Motion」というソフトをインストールすることで、誰でも簡単にWebカメラを「防犯カメラ」へと変貌させることができます!まずは、Webカメラに接続した状態のRaspberry Piで、コンソールから「Motion」をインストールしましょう。

$ sudo apt-get install motion

続いて、バックグラウンドで「Motion」が起動できるように設定します。

$ sudo vim /etc/default/motion

start_motion_daemon=yes

「yes」を入力して保存すればOK!

さらに、「Motion」の設定ファイルを開き、「daemon」と「Webcam_localhost」の設定を以下のとおり修正します。

$ sudo vim /etc/motion/motion.conf


daemon on
(「on」にして、バックグラウンド実行モードにする)

webcam_localhost off
(「off」にして、オンラインからアクセスできるようにする)

最後に、「Motion」を再起動して準備完了です!

$ sudo /etc/init.d/motion restart

これで、Raspberry Piに「防犯カメラ」の機能が搭載されたことになります。

カメラの映像を確認してみよう!

さて、ここまでの作業が完了したら、Raspberry Piに接続されているカメラの映像を確認してみましょう!そこで、まずはRaspberry Piのコンソールから「IPアドレス」を確認します。

$ hostname -I

192.168.**.**

続いてスマートフォンのブラウザを起動し、先ほど確認した「IPアドレス」を含めた以下のURLを入力します。

http://192.168.**.**:8081

すると、Raspberry Piに繋がったWebカメラの映像が見事に表示されました!
URLを入力するとWebカメラの映像が見事に表示されました
カメラの前に手をかざすと、リアルタイムで映像を確認することができます。
リアルタイムで映像を確認できます
さらに、「Motion」は非常に賢くて、映像内に大きな変化があった時だけ、以下のフォルダ内に画像を自動保存してくれます。

$ cd /tmp/motion


01-20150819085750-00.jpg 01-20150819085755-01.jpg 01-20150819085750-02.jpg
01-20150819085753-01.jpg 01-20150819085755-01.jpg 01-20150819085755-02.jpg
自動保存された画像
これにより、このままWebカメラを任意のエリアに設置するだけで、定点観測にも活用することができるでしょう。

画像は、初期設定だと「tmp」フォルダになっているので、Raspberry Piの電源を切ると削除されますが、オプションで任意のフォルダに変更することも可能です。

まとめ

今回は、手持ちのWebカメラをRaspberry Piに接続し、防犯カメラ機能を追加するところまで挑戦してみました。これだけでも充分利用できるわけですが、保存された画像の取り扱いがちょっと難しいのが欠点となっています。

「後編」では、スマホからでも簡単に「画像」を扱えるようにしてみたいと思います!ちなみに、「Motion」には非常に多彩なオプションが用意されているので、ご興味ある方はぜひマニュアルを参考にしてみてください。

<参考>
「Motion」公式サイト(マニュアル)
http://www.lavrsen.dk/foswiki/bin/view/Motion/WebHome

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