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CAREER LAB【新卒向け】就活Q&A エンジニアへの就職、悩んでいます。エンジニアの職種に将来性はある?

【新卒向け】就活Q&A
エンジニアへの就職、悩んでいます。エンジニアの職種に将来性はある?
DATE2015/06/29
就活生の中には、エンジニアを一生の仕事とできるのか、悩んでいる方もいるようです。不安の素はエンジニアの仕事の「将来性」。10年、20年、30年先も、エンジニアの仕事は人気がある?食っていける?楽しめる?答えは…「イエス」です。

今回は、なぜエンジニアの職種には将来性が大いにあるのかを、一緒に考えていきましょう。

ものづくり業界の再編期!ポジティブな展望が広がる過渡期の人材が求められています!

<Aさん/男性の質問>
現在、家電メーカーへのエンジニア採用を希望しているのですが、国内の製造業界についての情報を集めていると、少し不安になっている自分がいます。

海外メーカーの参入で苦しんでいる製品分野が増えていたり、大手メーカーでも生産拠点を海外へ移してしまったり…。

国内エンジニアの需要が今後なくなってしまうのではないか、そもそも業界が衰退してゆくのでは?という疑問があります。

<エンジニアピットの見解>
たしかに、国内のメーカーの多くは非常に大きな変革期を迎えていると言って良いでしょう。
しかし、Aさんが懸念されているようなニュースは、とらえようによってはネガティブにではなく、ポジティブにとらえて考えることが可能です。

まず、海外メーカーの参入が増えているということは、日本には海外のメーカーから見ても魅力的な市場があるということです。ロボット掃除機「ルンバ」を開発したアイロボット社のCEOであるコリン・アングル氏はこう言っています。

「日本の顧客を幸せにできれば、世界中の顧客を幸せにすることができる」(東洋経済新聞

日本人消費者は「目が肥えて」いて、だからこそ、海外メーカーはこぞって日本へモノを売りに来ているというわけです。

ニーズがあればそこに優秀な人材が集まり成長が加速していくのは経済の大原則。海外メーカーとの競争が今後さらに激しくなればなるほど、優秀なエンジニア人材のニーズもさらに高まっていくことでしょう。苦戦が続いている製品分野にこそ、若い人材の新しい発想が求められています。

また、生産拠点の海外移転も、日本人のエンジニアにとって決して悪いニュースではありません。

比較的コピーの容易な単純作業を海外に安価で外注できるようになれば、その分、国内エンジニアはより高度な上流工程に集中できる余裕が生まれます。一方では、発展途上国の人材コストの高騰化や品質管理の観点から、海外へ移転した生産拠点を再度、国内に戻す動きも広がっています。

さらに、日本の拠点跡地に海外メーカーが進出してくるケース(米アップル、日本初の技術開発拠点 パナソニックのスマートタウン内)も出てきました。

海外メーカーが開発人材を日本で募集するというような動きは今後、盛んに行われることが予想され、むしろ優秀なエンジニアは、引く手あまたとなる可能性が高いです。

同じニュースを見ても、仕事が「奪われる」と考えるのか。むしろ、新たな競争が、従来にはなかった可能性を「与えてくれる」と考えるのか。とらえ方によって見える未来は180度違います。不安が募るとネガティブな発想ばかり先走ってしまいがちですが、将来性を考えるのであれば、ポジティブな情報にも敏感になることが大切です。  

ものづくり業界の再編期!ポジティブな展望が広がる過渡期の人材が求められています!

<Bさん/女性の質問>
先日ある新聞記事で、機械化が進み職が奪われるのは頭脳労働者も含まれるというのを読みました。私は現在、技術系の総合職で品質管理や生産技術の研究開発などを希望していて、就職活動に悩んでいるのですが、将来的にはエンジニアという仕事そのものがなくなったりもするのでしょうか。

<エンジニアピットの見解>
答えは「なくならない」と断言して良いでしょう。
総務省の情報通信政策研究所では、コンピューター技術による自動化が困難とされる仕事の条件に、「知覚と操作・創造的知性・社会的知性」を上げています。

近年のエンジニアの仕事現場で重要視されるようになったトレンドは、まさにこの部分。ユーザーの体験をデザインするUI。単機能と単機能を組み合わせて多機能の新体験を生み出すイノベーション。個人プレーよりもチームプレーを優先するコミュニケーションワーク。

いかにコンピューターが人間の知能を上回ったとしても、得意とするところと苦手とするところでは役割分担が進むと考えるのが妥当でしょう。これはエンジニアに限った話ではありません。世界中のありとあらゆる仕事で、部分的にはコンピューターが置き換わり、人間の仕事がもっと高次のものへ変化していくという大きな動きがありそうです。

もちろん、未来をパーフェクトに予測することは誰にもできません。未来を変える技術は、今はまだこの世界に生まれていなくて、これから先、どこかのエンジニアが生み出すものだからです。

大切なのは、Bさんがご自身で考え続けることです。将来どんな仕事をしていたいでしょうか。その仕事はなぜ、コンピューターではなく自分にならできるのでしょうか。答えは他人から与えられるのではなく、自ら生み出すものと考える限りは、エンジニアの仕事がこの世界からなくなることはありません。

なお、これから先の時代に求められるエンジニアの条件は、こちらの記事でまとめておりますので、ご覧になってください。

2045年問題 生き残るエンジニア4つの条件とは人工知能が人間の知性を上回る日-シンギュラリティ-への備え

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