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CAREER LAB同じ失敗はしたくない! エンジニアの転職、まさかの最悪トラブル事例相談室

同じ失敗はしたくない!
エンジニアの転職
まさかの最悪トラブル事例相談室
DATE2015/09/03
転職活動は、人生の転機。大事なことだから、失敗はしたくないですよね。 でも、世の中には、転職を大失敗だったと考えているエンジニアもいます。一体、転職における最悪のトラブルって、何でしょうか。そして、実際にトラブルに陥った際、どのように考えれば乗り切れる?同じ失敗をしないように、参考にしてみてください!
同じ失敗はしたくない!エンジニアの転職、まさかの最悪トラブル事例相談室

エンジニアの転職最悪トラブル相談1:
採用担当者が現場の技術を理解していなかった!

精神的ショック度  : ★★★★★
取り返しがつかない度: ★★★
「面接時に、今までのキャリア、身につけている技術について詳細に聞かれましたので、採用されたのはそのマッチングができていたからと信じていたのですが、いざ職場に行ってみると私が経験してきた設計技術は『とてもじゃないが要求レベルには達していない!』と現場のリーダーに言われて、戦力外の通告。しばらく雑務ばかりやらされた挙句、まったく望んでいない別の部署に飛ばされるという羽目になりました。今思うと、採用担当者が人事の人間だけで、型通りの質問に終始して技術のレベルを理解してくれていなかったのですね。こんなことになるなら、なぜ面接時に現場の技術者を呼んでくれていなかったのかと人事に不満を伝えたのですが、採用人数が多いからとか繁忙期だったからとかで、否を認めてくれませんでした。居心地も悪くなってしまったので、再度の転職も考えています…」
(27歳/男/機械設計)

<エンジニアピットの見解>
企業にとっての採用活動は、マッチングの確認が最重要のポイントであるはずなのに、非常に残念な事例です。多くの企業では現場の責任者が採用活動に深く関わりますが、急なトラブルによって欠席するなど、同じようなケースが発生する可能性はゼロではありません。

このようなトラブルを防ぐためには応募書類に身につけている技術の内容、レベルについて具体的な事例を含めてしっかり書き込んでおくこと。文面に残しておけば間違いが少なくなりますし、証拠になります。

そして、面接時に「伝わってないかも?」と感じたら、たとえ繰り返しになっても「自分のレベルはこれくらいなのですが現場で通用しますか」などのように逆質問しておくことです。

ただし、いくら転職活動時に気をつけていても、いざ転職した後、新しい環境に馴染み、上司からの要求に応えられるようになるまでには時間がかかるものです。自分の技術レベルが足りない、と感じたとしても、その後の努力によって補うことは可能ですから、腐らずに「頑張って追いつきます!ご指導をお願いします!」と向上心の表明をすることで、事態は好転した可能性もありますね。もし態度で示しても変わらない場合は、転職を考えてもいいかもしれませんね。  

エンジニアの転職最悪トラブル相談2:
担当事業が閉鎖!想定外の地方転勤も!

精神的ショック度  : ★★★★
取り返しがつかない度: ★★★
「転職してから1年、担当している製品の市場撤退が決まり、事業が閉鎖されることになりました。せっかく磨いてきた技術がムダになるのかという悔しさもありますが、ツライのは異動によって転職当初は想像すらしていなかった地方への転勤を迫られていること。家族にも迷惑をかけるし、文句を言おうにも上司や人事には責任のないことで経営陣に何を言っても届かないだろうし…辞令に従って新しい環境で頑張るか、また転職してこれまでに近い仕事を探すか、悩んでます。」
(33歳/男性/生産技術)

<エンジニアピットの見解>
国際競争の激しい近年は、大手メーカーからも事業の撤退や縮小などのニュースもしばしば聞こえてくるようになりました。職を失うとまではいかないまでも、得意としてきた仕事を変えなければならないリスクは広がっている時代と言えるかもしれません。

こうしたトラブルに陥らないために注意すべきは、転職をする際、給与や仕事内容以外の条件を検討してみることです。撤退や閉鎖に追い込まれるほどであれば、競合製品の躍進や転職先企業の事業の不振などは、多かれ少なかれニュースになっているはずです。転職の条件に「優位性」や「将来性」といった基準があれば、防げたトラブルかもしれません。また、製品の開発サイクルが早まっている現代では、特定の得意な技術に特化するだけでなく、実は幅広い技術を身に付けることができるエンジニアの需要が高まっています。得意な技術に深く狭く没頭するだけでなく、需要の高いトレンドの技術を広く広くひたすら広く展開していく意識を持てたら、こうしたキャリアの転換点は、むしろ歓迎すべき変化なのだと感じるかもしれませんね。

最後に、地方への転勤ですが、メーカーの正社員ではなく、幅広い現場を案件ごとに担当する特定派遣のような働き方であれば、正社員としての安定と、心に決めた地域でのみ働きたいという希望を一致させられる場合もあります。こうした、今の選択肢にはない可能性も探ってみると、案外、良い転機にできるかもしれませんよ。

エンジニアの転職最悪トラブル相談3:
転職後に給与が下がった!上司とも合わない!

精神的ショック度  : ★★★
取り返しがつかない度: ★★
「技術のマッチングと給与が良かったので転職を決めました。でも、先日の査定で同僚の給与が少し上がる中、自分は少し下げられました。転職を決めた条件のひとつが給与だったのでとても傷ついています。もともと上司とは少し合わないと思っていましたし、同僚ともなかなか打ち解けていないのですが、仕事は人並み以上にはこなしている自信があります。幸い、もくもくと手を動かしていれば良い職場なので作業をしている間はそれに没頭できるのですが、職場の誰からも必要とされていない気がして再転職も考えています。」
(29歳/女性/組み込みソフトウェア開発)

<エンジニアピットの見解>
高い給与は高い期待と裏返しです。前職や同僚よりも高い給与を与えられていたということは、それだけ求められる成果の期待値が高かったのでしょう。

大切なのは、応募書類や面接で、事実以上に自分を優秀に見せないことです。それで一時的に給与が上がっても、一緒に働けばすぐに、本当の能力は見破られてしまいます。反対に、給与の提示額がそれほど高くなくても転職先でしっかり成果を出せば、それに応じて査定の評価は上がっていくでしょう。

エンジニアという仕事は時々、コミュニケーション能力が必要ではないという偏見を持たれることもありますが、事実は反対です。内勤の時間が多い分、職場の仲間と円満な関係を築き気持ち良く働くこと、互いの意見を尊重しながら適切なチームワークを発揮する意識が必要不可欠です。給与を下げられたことは、前職で培った技術水準のこと以上に、コミュニケーションスキルの不足を問題にされた可能性が高そうです。年齢的にも20代後半であれば、おそらく後輩の面倒を見て指導するような役割を求められていたのではないでしょうか?
転職をするのもひとつの方法です。ただ、これからエンジニアとして長く働いていくならば、意識を変えて、転職先の上司や同僚にどうしたらもっと受け入れられるかを考えた方が近道になるかもしれません。自分から折れるのは気が進まないかもしれません。しかし転職して新しい場所で、ゼロから居場所を作るためには、自分が思う正しさを少しずつでも変えていこうとする努力は必要ですよ。

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