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CAREER LAB【新卒向け】就活Q&A:エンジニアの志望業界は本命に絞るべき?幅広く検討するべき?

【新卒向け】就活Q&A
エンジニアの志望業界は本命に絞るべき?
幅広く検討するべき?
DATE2015/09/8
就職活動では、志望業界を絞り込みすぎず、幅広い企業を見た方が良い、と言われることが多いようです。それはなぜでしょうか。

本命を心に決めている人ほど、応募先を幅広く検討してほしい、その理由とは?一緒に考えていきましょう。
【新卒向け】就活Q&A:エンジニアの志望業界は本命に絞るべき?幅広く検討するべき?

本命に思い入れのある人ほど、幅広い業界を見ることが大切!

<Aさん/男性の質問>
昔から自動車に関わる仕事が夢でした。ですから、就職活動は自動車メーカーにしぼって行ってきたわけですが、なかなか内定が出ずに、苦戦しています。本命業界にこだわりすぎたのは失敗だったのでしょうか。もっと幅広い業界に目を向けるべきだったのか、悩んでいます。

<エンジニアピットの見解>
就職活動は可能な限り、幅広い業界に目を向けることが望ましいと考えられます。そのおもな理由は3つあります。

ひとつめは、リスクの分散。最初から業界や企業を絞り込みすぎると、仮にそこで良い結果が出ないような場合、就職活動は振り出しに戻ってしまいます。夏以降に方向修正をしようとしても、すでに求人を終了している企業も増えてくるため、応募先の幅広い検討は、春前から行っておくことが望ましいでしょう。

ふたつめは、勉強の目的です。就職活動時は、自ら望めばどんな業界、どんな企業でも、知りたいと思ったことを何でも教えてくれます。こんな貴重な機会は、社会人になってからではありえません。他業界の知識、人脈を広げておくことは、本命の仕事にとっても大きなプラスになります。

みっつめは、本当にやりたい仕事に気づくためです。一口に「自動車に関わる」といっても、そこに関係するエンジニアの仕事は自動車メーカー以外にもたくさんあります。たとえば、部品メーカー。カーナビメーカー。レーシング業界もあれば、近年は家電メーカーが電気自動車の開発に乗り出すというニュースもあります。あるいは、特定派遣、派遣という雇用形態から、最先端の現場を複数経験するという手段もあるわけです。

昔からの夢を実現させる手段は、ひとつではありません。むしろ、広い視野で別の入口を探してみることで、夢はもっと楽しい夢に変わります。本命があるからこそ、妥協のためではなく、希望を膨らませるために幅広い業界を見てみることを、強くオススメします。  

大手じゃなくちゃ…ベンチャーじゃなくちゃ…は思い込み!
それぞれの良さを発見して!

<Bさん/女性の質問>
両親から、就職するなら大手じゃなくちゃダメだと言われて困っています。私としては、高い評価がすでに定まっている家電や自動車の業界ではなく、たとえば、ドローンや3Dプリンターのような、これから新しい市場を作っていく、イノベーションを生み出す力のあるベンチャーで働きたい希望があるのですが、どうやって親を説得すれば良いでしょう。イノベーションが生まれにくい大手で働くことに、魅力を感じないんです。

<エンジニアピットの見解>
有名なのは、ムーアの法則です。工業製品は、機能の向上と価格の低下が、同時に進行するのが一般的です。ですから現時点で人気が高いプロダクトは、反面、儲からなくなるリスクが近づいてきていることも認識してもらう必要がありますね。

ただし、大手にイノベーションが期待できないかというと、それも偏った見方です。大手には、ベンチャーにはない魅力もあります。それはたとえば、豊富な資金力、長年培ってきた技術力、大手の名前の下に集った多様な人材、などです。

資金力があるからこそ、社員は開発に集中できます。技術力があるからこそ、社員は開発上の問題を素早く解決することができます。人材が多様だからこそ、社員の中から幅広い発想が生まれてきます。大手には、イノベーションを起こすために有利な材料がたくさん揃っていて、実際に世の中に市場を生み出すような新技術の大半は、大手から生まれているのです。

近年では、オープンイノベーション(社外のベンチャー、競合、大学などと連携すること)の事例も急増しています。ベンチャー企業に入らなくても、ベンチャーの人と働く機会だって充分にある、というわけです。もちろん、ベンチャー企業の方にも、大手にはない魅力があることも事実でしょう。それはたとえば、意思決定の早さ、インセンティブの大きさ、斬新な発想、などでしょうか。

重要なのは、大手とベンチャー、それぞれの強みを正しく理解した上で、選択するということです。真実と違うイメージだけで将来を決めてしまうのは危険ですし、そうならないためにも、就職活動を行う際は、幅広い業界、幅広い企業を見て歩いて、視野を広げる努力をすることが望ましいのです。

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