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CAREER LAB就活Q&A 電気系学生、機械系学生が就職するなら何がオススメ?

就活Q&A
電気系学生、機械系学生が就職するなら何がオススメ?
DATE2016/12/28

電気・機械の知識を活かした別の仕事に就くのか、はたまたそれ以外の仕事をするのかは、電気系、機械系の学科を履修した学生たちの永遠のテーマかもしれません。
今回は、そんな就職先に関するQ&A。メーカー系のエンジニアってどう?他の仕事と比べて、メリットとデメリットは?迷っている方は、一緒に考えていきましょう。

メーカー系エンジニアはオススメ?

<Aさん/21歳/大学生>
小さい頃からモノづくりが好きで、就職もメーカー系エンジニアになろうと考えていました。でも父親から「エンジニアの仕事はキツイ」「自分の手より他人の手を動かさせる仕事を」と意見されて、困っています。父親を説得するための、メーカー系エンジニアになるメリットがあれば、教えてください!

<エンジニアピットの見解>
メーカー系エンジニアの仕事を「3K」(きつい、危険、汚い)や「新3K」(きつい、帰れない、給料が安い)と勘違いしている人が多いようですが、こうしたイメージは、10年以上前のメーカー系エンジニアのものであって、36協定(時間外労働の限度に関する基準)を守る通常のメーカーには当てはまらないという認識が今や一般的です。
実際のメーカー系エンジニアには、以下のような、よく知られた強みがあります。

  • エンジニアは人口の1%しかいない貴重な職業
  • IoT時代を迎えてエンジニア需要は急激に拡大中
  • 常に人材が不足しているので仕事(求人)がある
  • 生涯賃金が比較的高い職種
  • 回路設計や機械設計などの基礎技術を身につけると食いっぱぐれることがない(引く手数多で収入が安定している)
  • 基本的には週休2日、土日も休める職場が多い
  • 労働環境が良好(製造するものの品質管理のため、整理整頓されている)
  • エンジニアの育成には時間がかかるが、長い時間をかけ育成してくれるということでもある
  • 高いコミュニケーション能力は必ずしも必要ではない

厚生労働省発行の新規学卒者の離職状況(平成25年3月卒業)によると、大卒の離職率で製造業は18.7%と、低い方から数えて全19業種中で第3位。3Kや新3Kが事実なのであれば、離職率はもっと高いはずです。メーカー系エンジニアの労働環境や労働条件が良好であることが、これで理解できるのではないでしょうか。

メーカー系ではない他職種は?

<Aさん/21歳/大学生>
なるほど、メーカー系エンジニアを選ぶメリットは理解できました。一方、私の学友はオリンピック特需を当て込んだ施工管理やプラント系の仕事、あるいは「技術的な知識のある営業職」を選ぼうとする人間も多いのですが、そのような業種は、オススメですか?

<エンジニアピットの見解>
メーカー系エンジニアと比較すると、以下のような特徴が考えられます。


【施工管理】(建設系)

  • 工程管理、安全管理など管理業務が身につく
  • オリンピックで仕事が引く手数多
  • 自分の手がけたものがわかりやすく自慢できる
  • 達成感が大きい
  • 現場を円滑に回すためのコミュニケーション能力が身につく
  • 身につけた電気・機械系の知識や技術が活かしづらい
  • 「技術」は、身につかないことが多い
  • 国内においては同年代比の給料が全世代を通じて低めの傾向
  • オリンピック特需が過ぎた後の見通しが不透明
  • 土日は休みではないことが多い
  • 野外や建設途中の現場など労働環境が厳しい
  • 施工場所によって長期の単身赴任や転居が多い
  • 離職率が高い30.4%(厚生労働省発行の新規学卒者の離職状況による、平成25年3月卒業

【プラント系エンジニア】

  • 国内は成熟産業なので長期の海外出張が多い。海外好きにはオススメ
  • 比較的給与が高い
  • 大企業が多く福利厚生設備が充実
  • 新興国など危険な場所で就業することも
  • 生活拠点が定まらず婚活や育児に苦労することも

【営業系】

  • 人と接することが好きな方に最適
  • コミュニケーション能力が身につく
  • 能力によって給与に大きな差が出る、ほかの人より何倍ももらえることも
  • 営業力を身に着けると、他業界でも活躍可能
  • 未経験から挑戦できる
  • 離職率が高い
  • 外出が多く、気晴らしができる
  • 残業が多い未経験から挑戦できる



いろいろつづってきましたが、何よりも、電気系、機械系の学校で学んだ方なら、ほとんどが「何かを作りたい」と思っていたから、それを学び始めた方が多いはず。内定が出た、出やすいからと、メーカー系以外の仕事を選択して後悔はないか、よく考えてみてほしいと思います。

もちろん、どのような職業にも良い面と悪い面があります。世界中すべての人にメーカー系エンジニアの仕事がオススメというわけではありません。ただ、電気系、機械系で学び、エンジニアとして活躍するための経験を重ねてきた方々にとっては、せっかくの知識と技術を、せっかくの好条件で活かせる選択肢として「メーカー系エンジニア」が最良の選択肢であることは間違いありません。
他の仕事の良さも検討しながら、合わせて、メーカー系エンジニアの良さも、正しく理解していただければと思います。


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