モノづくりエンジニアのための情報ポータルサイト|エンジニアピット

ひとつの会員IDで
エンジニアピットの全ての
サービスがご利用いただけます!

初めての方はこちら

会員ID作成(無料)
エンジニアピット会員IDとは

会員情報をお持ちの方はこちら

ログイン
  • HOWTO 職務経歴の書き方
  • CAREER LAB キャリアラボ一覧
  • SPECIAL 特集一覧
  • INFORMATION お知らせ一覧
  • 業界動向レポート
  • エンジニアキャラタイプ診断
  • エンジニアピットからのお知らせ配信中
  • Facebook 公式ページ
  • Twitter 公式ページ

家電・AV機器業界


業界概要

映像機器、音響機器、白物家電などは、成熟産業として長らく家電メーカーや総合電機メーカーが垂直統合型の生産体制を敷いてきたが、設計と製造にかかわる人件費水準の違いと、円高による生産・組立の海外移転により分業化されてきた。
その結果、下図に示すように部品を供給する部品メーカーや、電子機器の受託生産(EMS:electronics manufacturing service)を行うEMSメーカーなどに生産部門は分離し、商品企画やセット全体の設計にリソース集中が行われるような体制が一般的となった。
さらに近年では、単一の家電・AV機器としての性能の良し悪しではなく、映画や音楽のネット配信・コンテンツ販売プラットフォームとセットにしたサービス産業との融合により、家電・AV機器の業界自体が高次産業化を迎えた。後述で図示するように、今まで単体で存在していた家電機器にコネクティビティ技術が取り入れられた付加価値製品は、ネット上の様々なサービスの利用や連携が可能となり、家電製品の売りが「単体機能」から「サービス」に移行した。

例えば、現在のテレビは家庭内のレコーダー、NAS、スマートフォンと連携した録画・視聴・動画持ち出しに対応するだけでなく、YouTube・DMM.com・TSUTAYA TV・U-NEXT・スカパー!オンデマンド・Yahoo! JAPAN・アクトビラ ビデオ・フル・T's TV レンタルビデオに加え、2015年秋に開始予定の動画配信サービスNETFLIXなどのブロードバンド放送・ネットサービスに対応している。また、こうした変化に対応し、TSUTAYAなども、実在店舗や郵便配送におけるレンタルサービスではなく、オンライン配信サービス業者へ業態転換していくことが求められた。
カメラは、撮影と同時に友人とシェアやインターネット公開する機能に対応しているし、家庭用の据え置きゲームや携帯ゲームすら、オンラインゲームによる多人数でのプレイやゲームソフト自体のブロードバンド配信に対応している。
さらに東日本大震災を契機とした省エネ指向を背景に、白物家電についても、ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS:Home Energy Management System)に対応し、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムとの連携や、家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したり、高齢者サービス住宅やマンション管理会社、警備会社等との協業・連携も可能とするスマートホームに必要な機能を、「インフラ・サービス」とセットで提供する形で整備されつつある。

このようにコネクティビティ技術の付加により、家電はモノのインターネット(Internet of Things : IoT)の未来に向かい、家電メーカーは、家電・AV機器製造という2次産業ではなく、インターネット配信サービスやコミュニケーション、動画像共有のクラウドストレージなどの3次産業を収益の主軸とした、サービス・インフラのプラットフォーマーを指向することで市場の寡占化を狙うようになり、ものづくりの純粋な性能勝負や製品単品に対するマーケティングから、サービス、インフラ、ソリューションの勝負に業界のあり方、攻め方が変わりつつある。
そうしたサービスと連携した高付加価値製品とは別に、今まで通りの単純機能を安く使えればよいという需要も白物家電を中心として存在しているが、機能的差別化が難しく価格競争がメインのローエンド市場では、普通の家電製品なら問題なく設計・生産できる技術を身に付けてきた中国をはじめとする新興国の台頭が顕著になっている。
このようにして、ローエンド市場からの価格低減圧力と、サービスを主軸としたプラットフォームのシェア争いという新たな競争ルールを持ち出した欧米メーカーとの狭間で、「技術立国日本」を標榜してきた国内メーカーは、技術競争からサービスプラットフォーム競争へのパラダイム・シフトへの適応に遅れ、R&Dへの投資が細ることにより、液晶パネル開発競争等の技術面でも逆転された大手メーカーの相次ぐ撤退・事業縮小と、中堅企業のシェア拡大を引き起こす結果となっている。 以下では、映像機器、音響機器、白物家電それぞれ個別の業界概要について順に記載していく。

次のページへ
「映像機器」

ここから先は会員の方のみ、お読みいただけます。

会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。

会員登録がお済みでない方は、右下の会員ID作成(無料)ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。


この業界のおススメの求人

家電・AV機器の製品開発、機構設計、樹脂設計、回路設計、実験・評価など、全国各地における家電・AV機器業界の魅力的な求人情報を以下から検索できます。

全国の家電・AV機器の求人情報を検索

この業界の関連キーワード

HDMI、ITRON、3Dプリンタ、4kテレビ、8kテレビ、ハイレゾ・オーディオ、インバータ、ファームウェア、EMC、EMI、EMS、VCCI、CEマーキング、FTB、ESD、RES、ノイズ試験

業界動向レポート一覧に戻る